昔の時間の呼び方・数え方は?江戸時代の時刻の単位、十二時辰(不定時法)を解説!

目安時間 6分
昔の時計
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先日、テレビで時代劇を見ていた時のことです。「きのうの丑の刻に・・・」というセリフがあり、これって何時のこと?と疑問に思いました。

 

そういえば、江戸時代の頃はまだ今の時間と違う呼び方なんですよね。

 

今回は、昔の日本で使われていた時間の数え方や単位について、まとめてみました!

昔の時間の呼び方・数え方とは?

室町時代から江戸時代の頃の日本では、日の出と日没の時間を基準に、一日を12等分した「十二時辰(じゅうにじしん)」という時間の考え方そしていました。

 

1日12個に区切ってそれぞれに干支の「十二支」(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を割り振ったのですね。

 

子の刻: 午後11時~午前 1時
丑の刻: 午前 1時~午前 3時
寅の刻: 午前 3時~午前 5時
卯の刻: 午前 5時~午前 7時
辰の刻: 午前 7時~午前 9時
巳の刻: 午前 9時~午前11時
午の刻: 午前11時~午後 1時
未の刻: 午後 1時~午後 3時
申の刻: 午後 3時~午後 5時
酉の刻: 午後 5時~午後 7時
戌の刻: 午後 7時~午後 9時
亥の刻: 午後 9時~午後11時

このように、「子の刻(ねのこく)」「丑(うし)の刻」といった時間の呼び方をしました。

 

「一刻」の長さはだいたい2時間。「だいたい」とは、日の出や日の入りの時刻は季節によって変化しますよね?なので、季節によって時間単位の長さも変わる「不定時法」とも呼ばれています。

 

日の出から日没を六等分するのが昼の一刻、日没から日の出を六等分するのが夜の一刻。

春分の日と秋分の日一刻がちょうど2時間となる時期で、夏は昼の一刻が長くて、夜の一刻が短くなります。逆に冬は昼の一刻が短く、夜の一刻が長くなる、というこです。

昔の時間の単位は十二時辰(不定期)で分かれる

江戸時代の時間の単位としては、一日を12等分に区切って、それぞれに十二支(じゅうにし)をあてはめ「一時(いっとき)」としていましたね。今の時間で2時間ですね。これが大きな時間の単位です。

 

24時間を12等分した2時間を「一時」。これを2つに区切って、初めの1時間は「初刻(しょこく)」、後の1時間は「正刻(しょうこく)」と呼びました。さらに、30分ごと4つに区切って「半時」とし、時間の単位としていたのです。

 

一時(いっとき、一刻、一辰)=約2時間
半刻(はんとき)=約1時間
四半時(しはんとき)=約30分

 

ですので、最大が2時間(一刻)、最小単位が「四半時」なります。現在の「1分」「2分」や「秒」といった細かい単位は使用されていなかったようです。

 

日本で「定時法」がいつから取り入れられたか?というと、1873年(明治6年)の頃と言われます。太陽暦が導入され、同時に西洋式の「二十四時(間)制」が、主に軍隊などで導入されました。

明治時代以降は二四時間制が広まってくる

江戸時代 時間

 

明代以降で「二四時間制」が取り入れられるとと、一時辰を2分して小時(小時辰)という単位が使われました。初刻からの1時間を「初」、正刻から1時間を「正」となります。

 

また、時辰を40分ごとの3つに分けて「3刻」する呼び方や、時辰を30分ごとの4つに分ける「4刻」といった呼び方も用いられるようになりました。

 

昔の時間の呼び方、例文を使って解説。

この十二時辰を元にした時間のう呼び方は、今ですと昔話や怪談、時代劇や落語などで耳にします。

 

例えば、有名な呼び方だと「草木もねむる丑三つ時(うしみつどき)」というのがあります。怪談(怖い話)でよく出てきますね。

 

丑三つ時とは「丑の刻」、今の時刻で午前2時から2時30分頃を指します。真夜中で誰もが寝静まっているシーンとした時刻です。ここで「お化けが登場…」といった時間です。

 

一方で、昔の不定時法の呼称が今も残っているケースもあります。

 

現在も普通に使っている「午前(ごぜん)」と「午後(ごご)」という言い方。これも昔の時刻の名残りです。お昼の午後0時は、十二時辰でいうと「午の刻」の正刻に当たるので「正午(しょうご)」と呼ばれています。この正午を境に一日を半分に分けていたのですね。

 

このように、時刻の単位としては江戸時代から変わっていますが、習慣などの点で今でも続いている部分もあります。

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